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14歳、シュタイナーの節目と瞑想的な子育て

娘が14歳になりました。

シュタイナー学校の8年生、公立でいうところの中学2年生です

シュタイナー教育では7年を一つの周期として捉えているので、この14歳というのは一つの区切り、大きな節目にあたります。

今まさに、娘は自分で色々なことを決めていこうとしている時期です。

そうやって自立に向かっていく姿を見ながら、親として感じている最近のことを書いてみようと思います。

シュタイナーでいう14歳という時期

シュタイナー教育では、人間の成長を7年ごとの周期で捉えています。

0~7歳は身体や意志を育てる時期、7~14歳は感情や心を育てる時期、そして14~21歳は思考や頭を育てる時期です。

娘が今いる14歳というのは、感情を育ててきた時期が完成し、これから自分で考えて判断する力が本格的に育っていく、その入り口にあたります。

実際、娘を見ていると本当にそうだなと感じます。

自分なりに判断しようとしていますし、「私は私」という感じが出てきています。

反抗期は、実はとても大事な成長の印

14歳前後の反抗的な態度。

これには、ちゃんと意味があります。

発達心理学者のエリクソンは、人生を8つの段階に分けて、それぞれに課題があると言いました。

思春期の課題は「アイデンティティの確立」です。

つまり、「自分って何者なんだろう」と考えながら、親とは違う独立した人間として自分を作っていく時期なのです。

文部科学省も、中学2年生の頃を「精神的な自立の手がかりを得る時期」と定義しています。

体の急成長に心がついていくのが大変で、学校での色々な変化もあって、不安やストレス、モヤモヤした気持ちが反抗という形で出てくるといいます。

うちの娘も、「あれできてる?これできてる?」と聞くとすごく怒ります。

自分なりにやろうとしているのに、信頼されていないように感じるのかもしれないけど「うるさい、ほっといてよ」と。

でもこれは、ただの「反抗」ではないのです。

親から精神的に独立して、一人の人間として認めてほしいという、健全な成長の証です。

反抗期がないと、逆に自立できないと心配されるくらい、大事なプロセスなのです。

「私は私でいい」と思える心の基盤

アイデンティティの確立というのは、単に「自分は○○だ」と固定的に定義することではないと感じています。

心理学的には、「自分が何者であり、何をなすべきか」という自己理解と、その自分を肯定的に受け入れる感覚、この両方が含まれているといいます。

つまり、自分を知ること、そしてその自分を「これでいいんだ」と受け入れること。

その両方があって初めて、アイデンティティが確立されるのです。

そして、それは一度決めたら終わりというものではなく、生涯を通じて何度も作り直していく、とても柔軟なものです。

変化に対応しながらも自分らしさを失わないための「核」のようなもの。

しっかりした核があるからこそ、人は柔軟に生きていけるのだと思います。

娘は今、そういう自分の核を作ろうと、もがきながら前に進んでいます。

自分を理解しようとし、その自分を受け入れようとしている。

だから時には攻撃的になったり反抗的になったりもします。

でも、一人になった時に自分を振り返っている様子も見えます。

次に同じような怒りが湧いてきた時、ちょっと深呼吸してみようとか、自分なりに感情と向き合おうとしている。

そういう姿を見ると、ああ、育っているなと感じます。

うちでの瞑想的な関わり方

私は毎朝6時半から7時まで、「365ヨガメディテーション」というオンラインイベントをやっています。

30分間、ヨガと呼吸と瞑想を、集まった人たちと一緒に行う時間です。

娘はその時間、準備しながら耳にしていることがあります。

ちゃんと聞いているわけではないし、「母親の言うことなんて」というアンチな気持ちもあるでしょう。

でも、知らず知らず耳に入ってくるので、瞑想的な考え方や心の持ち方が、なんとなく生活に溶け込んでいっている気がします。

実は、瞑想やマインドフルネスが感情コントロールに効果があることは、科学的にも証明されています。

東京大学の研究では、毎日5~10分の瞑想で、リラックスしたり感情をコントロールする力が上がることがわかっています。

カナダの学校での実験でも、瞑想をした子の方が、感情コントロールや思いやりの面で優れていたそうです。

娘を見ていると、イライラした時に自分の心を見つめたり、腹が立った時に「相手が悪いだけじゃなくて、自分の反応のパターンかも」と、なんとなく理解しているようです。

怒っている最中は攻撃的ですが、後で一人になった時に振り返っています。

これは、本当に大きな力だと感じています。

私自身の思春期には、心の扱い方を知らなかった

振り返ってみると、私の小中高時代には、こういう「心の扱い方」を教わったことがありませんでした。

何か問題が起きた時、とにかく我慢するしかなかったのです。

他のことで気を紛らわすとか、見ないふりするとか。

そうやってなんとか乗り切っていました。

でも、ちゃんと別の方法があります。

もしそれを知っていたら、大人になってからの苦労も、もう少し減っていたかもしれません。

心の扱い方、自分との向き合い方を知っている方が、もっと楽だったはずです。

そういう意味で、こういう心の向き合い方を知りながらこの時期を過ごしている娘は、いい感じに育っているなと、親としては感じています。

子どもに教えるより、親が実践する姿を見せる

では、どうやって子どもに心の扱い方を教えるのか。

実は、子どもに一生懸命教える必要はないと感じています。お母さんたちが実践している姿を見せること。

これが一番大切だと思っています。

子どもは、親のやっていることを側で見て、なんとなくやり方を覚えていきます。

言葉で教えなくても、親が自分の感情と向き合っている姿、深呼吸して落ち着いている姿、イライラした後に振り返っている姿。

そういうのを見ているだけで、十分学んでいるのです。

赤ちゃんの頃から始められたらいいかもしれませんが、いつだってやろうと思った時がスタートです。

子どもがもう高校生だとしても、そこからお母さんが始めれば、少しずつ変わっていきます。

ちなみに、瞑想は2~3歳の子でもできます。

親子で一緒に深呼吸するだけでも瞑想になります。難しく考えなくて大丈夫です。

親だって、間違いに気づいたら変えていい

もう一つ、大事だと感じていることがあります。

それは、親が子どもに言ったことを、途中で変えてもいいということです。

「えっ、一貫性がないんじゃ?」と思われるかもしれません。

でも、いい方向に変えるなら良いと思うのです。

たとえば、「今までこうしていたけれど、これはあなたにとって良くないと思ったから、これからはこうしたいと思っている」と説明する。

今まで怒っていたことを怒らなくなるとか、今まで何も言わなかったことを言うようになるとか。

そういう変化があっていいと感じます。

私は、これを今まで何度もやってきました。娘は違和感なく受け入れてくれたので、ああ、そういうものなんだなと。

正直、言うまではすごく勇気が要りました。一貫性がないと思われるんじゃないか、親らしくないんじゃないかと。でも、実際やってみたらそんなことはありませんでした。

むしろ、親のそういう姿を見せる方が、ずっといい結果になったと感じています。

子どもは、「親も学びながら成長しているんだ」「間違いに気づいたら修正していいんだ」と学びます。

完璧な親を演じるより、よっぽど価値があると思います。

今、こんな感じで過ごしています

娘は今、思春期の真っただ中です。

言葉も悪いしイライラすることもたくさんあります。

でも不思議なことに、私の方も比例して忍耐強くなってきています。

これも、毎日の瞑想のおかげかもしれません。自分の感情を客観的に見る力、娘の成長過程を理解する余裕、「今、この瞬間」に集中する力。

まあまあ頑張って、まあまあ一般的な感じで、ゴタゴタしながら前に進んでいる。

そんな今日この頃です。

完璧な子育てなんてないし、完璧な親もいません。

でも、「今」を大切にして、子どもの成長を信じて、自分自身も成長していこうとする。

そういう姿勢があれば、きっと親子で乗り越えていけると思います。

反抗期は嵐のようですが、いつか必ず穏やかになります。

そしてその時には、もっと深い信頼関係で結ばれた親子の絆が育っているはずです。

今、この瞬間を大切に。

子どもの成長を信じて歩んでいこうと思っています。

同じような反抗期の子供をもつ皆様、ともに頑張りましょうね!