ASANA-中立-
ASANA
中立
中立は、どんなヨガアーサナにも応用できる”11のアライメントの法則”
私は、専門家のような解剖知識はありません。
だけど”中立”を知ってるので、人に怪我をさせない自信があります。他にも、痛みの本質的な原因がどこにあるかはわかりませんが、どのように動かせば痛みがなくなるかはわかります。
中立は、一般的な解剖学授業のように、ただ筋肉や骨の名称を覚えることはありません。様々な人の骨の形の違いを覚えることもありません。難しい病例ごとの対応策をいつまでも覚えていく必要もありません。(実際このような教えて方をしているスクールは非常に多く、インストラクターがいつまでもそこに投資することもよくある話です)
何が正しいアーサナかわからない。どうすれば怪我を防げるかわからないなんて不安は、中立を知れば自然と消えていくでしょう。
解剖学的目的と中立
ヨガアーサナを見るために必要な要素は2つあります。
1.何が目的のポーズなのか?
2.その姿勢は目的にあっているのか?
1.何が目的=どうゆう関節の動きをするアーサナなのか
2.その姿勢は目的にあっているのか?=中立(11のアライメントの法則)
講師ごとにヨガポーズの説明にばらつきがある理由は、目的の不明瞭さです。解剖に落としたヨガポーズを学ぶ場合は、ポーズの目的とアライメントが明確である必要があります。
中立と瞑想
質のよいマインドフルネスや瞑想を行うには、脳が活発に活動するような姿勢状態をさけることでより深まります。
中立は、体が0のポジションになる位置を教えてくれます。体が0のポジションになることで不要な脳活動が休まり、心も0に近づく。だから瞑想に適した姿勢といえます。それから呼吸法にも。
瞑想や呼吸法の指導者としての質を高めたい人や、自分自身のプラクティスの質を高めたい人にこの中立は役立つでしょう。一度その姿勢を覚えると、いつでも心を静かな神殿へと導けます。
中立とヨガエビデンス
海外諸国からの波におされ、日本でもヨガセラピー、補完・代替医療としてのヨガや、エビデンスベースのヨガが盛り上がってきています。
しかしあるポーズが特定の疾患などに効果があるというエビデンスがあっても、教える人によってポーズがまちまちであるため、100%有用なエビデンスは存在しません。結果として効果的なヨガセラピーや補完、代替医療などへの発展が難しいものになっています。
そんな中で、誰が教えても同じようにできる『中立』を用いてエビデンスを集積するための活動が始まっています。
それはMTY100という医師、医療従事者,OMYOGA認定講師で構成された講座を通して行われています。
10年、20年というスパンで未来のヨガ業界の肥やしになることを期待すると同時に、このシステムを学ぶ多くの人との出会いを待っています。
日本初の医師監修テキストへ
2022年より日本初となる医師監修のRYT200テキストを作成しました。