瞑想を習慣にしたいけれど、なかなか続かない。そんな経験をしたことはありませんか?
私は、まさにその一人でした。
ところが、自分の体験を振り返って「The Learning Zone Model/学習ゾーンモデル」を知ったとき、瞑想を続けるための新しい視点を得ることができました。
このモデルは、教育理論や自己成長の研究から発展しました。
人が学ぶとき、快適すぎる環境では成長が限られ、逆に負荷が大きすぎると学びが止まることから、「適度な挑戦が成長を促す」という考えに基づいて作られました。
学習ゾーンモデルの概要
The Learning Zone Modelは、私たちが新しいスキルや習慣を身につける際に、どのようなゾーンにいるかを理解するのに役立ちます。
このモデルは「Comfort Zone(快適ゾーン)」「Learning Zone(学習ゾーン)」「Panic Zone(パニックゾーン)」の3つに分かれています。
Comfort Zone: 慣れ親しんだ領域
コンフォートゾーンは、ストレスがなく、安心して過ごせる領域です。
瞑想においては、1〜3分間の呼吸に意識を向けるなど、気軽にできる簡単な練習がこれにあたります。
Learning Zone: 成長が促される領域
ここでは適度なチャレンジがあり、新しいことを学ぶ機会があります。
たとえば、5〜10分の瞑想を毎朝取り入れてみることがこのゾーンにあたります。
Panic Zone:不安やストレスが強くなりすぎる領域
たとえば、いきなり30分以上の瞑想をしようとしてプレッシャーを感じる場合がこれにあたります。
私の体験と学び
瞑想を始めたころ、私はいつもPanic Zoneに足を踏み入れてしまっていたように思います。
30分の瞑想をいきなり続けようとして、うまくできない自分にイライラ…。
結果、瞑想は「自分にプレッシャーをかけるもの」になってしまいました。
でも、学習ゾーンモデルを知ったとき、自分がどこで無理をしていたのかがはっきりわかりました。
実践するためのヒント
このモデルを応用するなら、まずはコンフォートゾーンからスタートしても良いですが、目指すべきはラーニングゾーンにいることです。ここが最も成長できる領域だからです。
最初は「1分〜3分間の瞑想から始める」など、負荷が少ない方法を選んでもいいから、安心感を得ましょう。
その後、少しずつラーニングゾーンへ進むのが理想的です。
たとえば、5分から10分の瞑想を試し、「これならできそう」と感じる適度なチャレンジを見つけてステップアップしていきましょう。
習慣化へのステップ
コンフォートゾーンから始める: まずは、自分が「心地よくできる」と感じるレベルからスタートしましょう。たとえば、1〜3分間の呼吸に意識を向けるだけでも十分です。
瞑想が自然に感じられる範囲で、無理のない方法を見つけることが大切です。
ラーニングゾーンへ移行する: 慣れてきたら、少しずつチャレンジを増やしていきます。たとえば、5〜10分の瞑想に時間を延ばしたり、特定の姿勢で集中する練習をしてみましょう。
成長を感じられる範囲で取り組むことで、習慣が深まります。
自分を認める: 小さな進歩も大きな成長の一部です。ラーニングゾーンにいる自分を認めて、自信を育んでいきましょう。継続の鍵は、自分に優しく、達成を重ねていくことです。
瞑想は「小さな一歩を積み重ねること」で習慣化できるものだから自分に合ったペースを見つけてみましょう。きっと、焦らず続けることが楽しくなるはずです。
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