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聖徳太子ゆかりの禅寺で1日瞑想&ヨガリトリート

2022年10月24日に開催された禅寺でのレポートです。

開催場所

開催した場所は、滋賀県東近江市。聖徳太子が建立された石馬寺です。

実はお寺の寺庭である西ゆきこちゃんとご縁あって繋がり、その流れでこのリトリートを開催する運びとなりました。

たくさん写真スポットがありました。お気に入りのスポット、お不動さん

石馬寺と聖徳太子に関するHP>>

お寺には、駐車場があるので車で行くこともできるし、駅から歩いてくることもできます。駐車場からはなんと300段以上の石段を登る必要があります。

歩くこと5分ほどで上まで行けるのでちょっとした運動に最適だし、何より緑と石しか見えない景色に心が洗われていくような気分になりました。

上に到着すると、社務所に御堂、そして途中には神社もあり、とっても広い場所にある立派な場所でした。

御堂の中では、勤行をさせていただけました。

一人一冊わたされ、お経と唱えました
御堂の外側、美しい佇まい

そしてこの石馬寺でしかいただけない抹茶菓子とお抹茶をいただきました。

この和菓子セットをいただくのは1週間前からの予約がいるそうなので、注文する予定の方は、ご注意くださいね。こちらに詳細が書かれています>>

石馬寺にはもちろん樹齢の長い木々たちが私たちを迎えてくれていました。

木々に守られている感覚

このような素晴らしい場所に招いていただけたことが、本当にありがたいことでした。

この場を共に作った仲間

このリトリートは、音のヨガとキールタンと瞑想、そして食事という組み合わせで1日を過ごすようになっていました。

音のヨガは、バーンスリーで有名なgumiさんから学んできたゆきこちゃん、キールタンは ゆきこちゃんと同じ師から学び、また舞姫や、オーガニック系リトリートのケータリング先としても有名なmusubi kitchenのオーナーやひろちゃんが、和歌山の那智から来てくれ、私を含む三人で開催しました。

やひろちゃんのmusubi kitchenに興味ある方は、ぜひコンタクトとってみてね

musubi kitchen>>

10種類近くの色とりどりのおかずがのったヴィーガン仏陀ボール/サイレントミールで頂戴しました

静かに流れていったリトリート

デジタルデトックス

リトリートは、デジタルデトックスから始まりました。

携帯の電源をオフにして、写真は心にとどめておきたいものをカメラで撮影していく。

アテンションエコノミーの時代に生きている私たちは、日常的に多くの情報を吸収し、また発信しようとしている。携帯をオフにするのは、一時的にでもその土俵からおりることのように思います。

心と向き合いにきたから、土俵からおりていく。そうすることで心の底から自分とむきあえる時間がうまれてくるものだと思います。

この電源オフは、毎回皆さん最後は良かった、と思う方法です。

この日は、全てのワークが終わった後に、それぞれがつながるために少し携帯を触った以外には本当に携帯レスに過ごしてました^^

勤行

準備を整えたら本堂にむかい、近い場所から仏を拝み、そして勤行をさせてもらいました。

座布団の上に座り、ゆきこちゃんに続いてそれぞれにお経を唱えていきます。

お経というのは、仏教の経典に書かれていることですが、とても哲学的なことが書かれています。

話題のマインドフルネスで行われる心を鎮めるテクニックは、実はこの経典の中に書かれていることをしてるに過ぎません。

例えば私たちの心や体は実は存在しないのだよ。という考えがあって、だからこそ一般的にいうネガティブな感情や思考に捉われなくていい、ということです。

これを五蘊皆空といい、この言葉は般若心経の一部です。

寺務所にあった五蘊皆空のお軸

だからお経を唱えることは、かなり哲学的な時間だと私は思っています。

瞑想

ここからは瞑想の時間で私が担当しました。

ペアになって沈黙の行をしたり、不快さや怒りを感じる時に自分の内側からでてくる心の流れを紙に書き出してみたり・・・

そうすると、静かにすることの難しさに気づいたり、何かを話さなければいけない、と思う自分に気づいたり、自分を責めている自分に気づいたり・・・

そうしてそういう心を向き合った後の自分に思うことがあります。

それは、「自分が愛おしい」ということ。

(こういう経験をした人ならこれがわかると思う)

こんなに、悲しんだり喜んだり頑張ったりしている自分に、深いところで繋がれるとそういう気持ちにある。

人によっては「自分がかわいそうだ、頑張りすぎている」と思う場合もあるかもしれない。

いずれにしてもそこには、深い共感が待っている。それは他人には決してできないことなんです。

瞑想のワークには、いつもこのような時間が訪れます。

でもね、誰もに同じタイミングで訪れるわけではないのが少し厄介です。

人それぞれ心の状態は違うから、このワークで深い理解に入れる人がいればそうじゃない人がいるんですよね。そこがもどかしいところではある。

でもそれもゆっくり見守っていくのが、瞑想を指導する人に大切なことなんだと思っています。

サイレントミール/マインドフルネスイーティング

瞑想が終わった後、そのまま食事に移りました。

サイレントミールでいただきます。

食べ始めてみると、さまざまなことに気づきます。

・美味しさを人とわけあいたい!・誰かと感想をはなしあいたい!・写真にとりたい!

こういう気持ちは、喜びを表している一方で刺激的なことなんだよね、

それを考えている間私たちは、体がどちらかといえばぎゅっとして興奮状態になります。

そして場合によっては、「美味しい!」と言いながらきちんと味わえていないこともあります。

そんなことにも気づきながら食べていくと、次第に自分の心のスピードが速くなってることに気づいていきます。それからスローダウンすると、次には食材一つ一つを噛む音が聞こえてきたり、さっきまで全体としてみていたものの1つづつが繊細に見えてきます。

野菜の大きさや小ささ、色・・・。

そしてまた、噛んでる時に噛んでいることに気づきます。

こうやってマインドフルな食事を楽しみました。

20分間のサイレントミールの後は好きに話す時間だったけど、それぞれ静かでゆったりとした時間を過ごしていました。

皆さんからはもちろん好評だったよ^^

マインドフルネスヨーガと音のヨーガ

食後しばらくしてから音のヨーガとマインドフルネスヨガを行いました。

音のヨーガでは、インド版「ドレミファソラシド」の「サレガマパダニサ」をつかって、音を発声していきました。

インドでは音が身体の特定の部分と結びつける考えが存在します。音楽療法やレメディーをしてる方は、なんとなく親しみがもてるかもしれません。

ゆきこちゃんに導かれ、ひとつづつの音を丁寧に発声していくとともに、特定の肉体エリアを意識していきました。その特定のエリアというのも、自分自身が感じる場所になっていて、それを探る行為が静かな探索のようで楽しかったです。

キールタン

最後はやひろちゃんを囲んでキールタンの時間です。

皆で外からとってきた好きな植物をキャンドルの周りに並べ、まるで小さな祭壇を作りました。

この日参加してくださった方は、皆さんキールタンが初めてということで、1曲をすることになりました。

「ローカサマスタ」生きとし生けるものの幸せを願うマントラ

ナーダヨガからの流れで声をだすことに抵抗がなく、心地よい音を紡げた時間。

体の中からほぐれていくような感覚を持ってもらえた気がします(そうだったらいいな、という願望)


1DAYリトリートはこのような感じで終了していきました。
ご参加いただいた皆様、共に素晴らしい時間になったことを喜んでいます。ありがとう。

このようなリトリートは定期的に開催しています。オンライン、対面など。

子連れでもいけるリトリートもあるので、興味がある方はリトリートやイベントページをご覧になってください。