ヨガ病とMTY100

2019年9月28日ヨーガ考察, ヨガ解剖学, ヨガポーズ, BLOG

皆さんは、ヨガ病という病気をご存知だろうか?

ヨーガと同系列のアーユルヴェーダでは、ドーシャやグナで人の状態や状況を診ることがある。ヨガ病にかかった人は、ドーシャやグナで人を判断(ジャッジ)する傾向にあるそうだ。
ヨガには有名な先生がたくさんいる。ヨガ病の人は、有名度が高いほど、その人の言葉を100%信用するようだ。
FBでイベント告知の協力をすることがヨーガの行いに役立つと言ってるグルがいるそうだ。ヨガ病にかかった人は、その言葉を本気で信じ実践する傾向にあるようだ。
ヨガ病の人は、ヨガの流派のどこに所属するかによって、その人のヨガが本物かどうかわかると思っているそうだ。
アーサナに英雄のポーズ2というのがある。足幅はおよそ肩幅の3倍ほどだ。ヨガ病にかかった人がいうには、その幅はプラーナの巡りと関係あるから絶対変えてはいけないそうだ。
インドには、非常に素晴らしいヨーガ施設がある。そこでは様々な研究が進み学び深き人が出入りしている。ヨガ病にかかった人は、そのような場所で学ぶ自分たちだけこそが本物だと思っているそうだ。

ほんの少しヨガ病の事例をだした。症状としては、怪しい高揚感や苦しい気持ちなど人によって異なる。あなたはあてはまっただろうか?あなたの周りはどうだろうか?

私は重篤なヨガ病だった


実は、私は重篤なヨガ病だった。それは大変なヨガ病だった。その当時の先生によって倫理も道徳も変わっていた。もちろん上の項目は全てクリアしていただろう。表面的には幸せ感全開で、生徒にも当時の幸福論を押し付けてたのだが、実は常に思っていた。「・・・なんか苦しいんですけど。」
だが、私は崖っぷちまで行った。「これが正解で今はタパスなんだ、これがカルマなんだ~!!崖には橋がかかるんだ!」と言い聞かせ最後までいった。その結果、崖から転落。そして気がついたらベッドの上。そこは、ヨガ関係者から離れた世界だった。(*フィクションです)
時がたつにつれ正気に戻り、完治。病からぬけた後は、あの期間が嘘のよう。盲信していた自分におならプー。そんな時期があったのだ。

ヨーガは、もともと宗教から派生した。だから信憑性のない話もヨガの下では猛威をふるうこともある。それで私のように心的にも体的にも痛い思いをしきった人もきっといるだろう。そこまでではないが、ちょっと疲れた思いをした人もいるだろう。もしくは自分はそうじゃないと思っているヨガ病ナウの人もいるだろう。

それで、ヨガが嫌と思ってる人もいるだろう。だけど続けたいと思ってる人もいるだろう。そんなヨガ病の人もヨガ病出身の人にも朗報がある。
それは、見えるヨガを始めることだ。

見えるヨガ

見えるヨガとは、透明性のあるヨガだ。
誰が見ても同じ知識。ヨガの中にはそういう知識が必要な要素がある。そういう要素は、伝統的なものから現代的なものまで透明性のあるものを吸収していくのがよい。心についても体についても同じことだ。そこには流派なんて関係のない誰もにひらかれた科学的な知識がある。

見えるヨガは、ある意味辛い。その理由は、これまで信じてきたヨガのあれこれがおびやかされることがあるからだ。今までまとってきた心地良いフカフカの毛布が一枚づつとられていく感じだ。だけどその辛さを乗り越えるといいことがくる。それはヨーガの素晴らしさの実感だ。必要以上に抱えた毛布をとりさるとさっぱりと身軽な体になり、本当の体がみえてくる。体が見えてくると心も見えてくる。あれ不思議。そして、ヨーガの教えが残す本質が見えてくるのだ。事実、私はどんどんヨーガを好きになっているし、理解も深まっている。そしてヨーガの教えが本当に素晴らしいことを実感している。

MTY100

透明性のあるヨガで、自信をもっておすすめしたいのが”MTY100”だ。
MTY100のMTYは、medical, therapy, yogaの頭文字だ。名前から想像できるかもしれないが、医療とヨガが繋がれている。私が発起人である。
私は、MTY100を作る際に、注意したことがある。それは、どんなヨガも素晴らしいということを忘れないことだ。透明性があるヨガだから正しい。ということではなく、それが必要とする人に届くことが大切なんだ。ヨガ病にかかっていた純粋無垢なヨガ好きだった当時の私がこの講座を学んでいたら、少なからずヨガのあるあるに悩まされたり、変なグルに引っかかることはなかっただろう。MTYができた経緯には、ヨガ病時代の苦い経験があったからだ。もちろんそれだけではなく、”中立”と”アーサナ基準”という素晴らしいシステムを作ったことも関係あるが、ここではそれは割愛する。

繋がり

MTYができた経緯の中で大切なポイントである”人”の紹介をしたい。
新しく始める”こと”が決まったら次に必要なことは、”誰とするか?”ということだ。医療関係者であれば誰とでもMTYを作れるのか?といったらそうではない。私は、小さい時から、自分ついてネガティブに評価することが多かったけど、一つだけ必ず前向きに評価をしていたことがあった。それは人との繋がりだ。なぜ?と思うくらい素晴らしい人々と繋がっている。すごく長いおつきあいではないけど、心の底で繋がりを感じる人も多くいる。これは私に与えてもらった神様からのギフトなんだろう。ありがたや。

そのギフトによって、MTYの医師コースを担当してくだっている井上留美子先生、中野先生ご夫妻にであえた。医療従事者の部門を担当してくださっている松隈美穂先生、秋山しゅんすけ先生、中田明日見先生にも出会えた。OMYOGA認定講師のまいこ先生、あいり先生、じゅり先生もだ。
この先生方によってMTY100の講座は作られている。
せっかくなのでもう少し先生方について紹介しよう。

講師紹介

井上留美子先生

井上留美子先生は、整形外科医だ。時々美容整形と間違える人がいるが、違う。井上先生との出会いは、電話。整形外科ヨガのお知らせだった。整形外科ヨガは、井上先生が考案されたヨガで、エビデンスベースのシニア向けヨガだ。私はこの整形外科ヨガに参加した。先生の講座は歯切れよくテンポよく、人柄もよく、そして何より最新の医療情報が相当楽しく聞けたのです。私が特にいいなあ。と思ったことが3つある。1つは、現代のありえないあるあるヨガネタを根拠をもってやってはだめと伝えてくれるところ。もう1つは、1つめがあるにも関わらずヨガ全般を受け入れていることだ。最後は人柄だ。さっぱりさらさら。旦那様もさっぱり。
もうこれはMTY講師としてお誘いするほかはなかったのだ。

中野先生ご夫妻

中野先生ご夫妻の名前は、輝基先生と陽子先生だ。
輝基先生は、精神科医、陽子先生は麻酔科医だ。
MTYの資料作成中、イクメン精神科医&女医ヨガインストラクターというブログをたまたま見かけた。資料の中に入れたい言葉がそのブログに書かれていたのだ。そのブログは、輝基先生の書いたものだった。それでその文章を使っていいですか?とメールをしたことがきっかけだ。私は、メールやブログを通して2人の活動を知った。2人はメドケアヨガを考案している。2人は、ヨガインストラクターが医学的なことを知る大切さを知ることを提唱しながらも、ヨガ全般が良いことも必ずからめる。そして”この世にこれが絶対正しいといいきれるものはない”というのだ。私は、こういう真摯なところに心打たれた。単純に一緒にヨガの仕事をしたいとも思った。それでオファーしたところ快く引き受けてくれたのだ。

ドクター達の出会いで驚いたことがある。それは偶然にもヨガの学びにいれたい要素のスペシャリストだったことだ。MTY100の中で井上先生は整形外科学を、中野輝基先生は精神医学を、中野陽子先生は、循環生理学・呼吸生理学を担当してくれている。いかん、私の人運は強すぎる。

松隈美穂先生

松隈美穂先生は理学療法士だ。福岡のお隣佐賀でヨガ活動をしておられる。旦那様は鍼灸師で夫婦揃って身体のスペシャリストである。みほさんとの出会いは、OMYOGAのRPYTを受けてくれた時。かれこれ5年くらいになる。出会ってからみほさんは2人出産している。そんな長いおつきあいだ。
その間、RYT200を受講してくれ、それからシニアヨガの講師を担当してくれて・・・今回のMTYも自然と声をかけることになったのだ。みほさんが言ってた言葉にすごく同感した言葉がある。「ヨガの先生が教えてくれた内容でそれはなんでだろう?って思うこと。それを知りたいと思った」という言葉だ。同感だ。この言葉は、初めて出会った頃も聞いたし、最近また聞いた。そのぶれない芯も好きなんだ。

秋山しゅんすけ先生

秋山俊輔先生は理学療法士だ。イケメンのイクメンだ。長身で細い。普段はリハビリにはいっているからとっても体に詳しい先生だ。体のことを喋らせたらオタクに変わる。素人にはわからないタイミングで笑う。それも専門家だから笑えるのだろうか・・・。しゅんすけさんとは、正直タイミングが良かったのだ。しゅんすけさんがOMYOGAのRYT200を卒業するタイミングとMTYが本格的にメンバー編成し始めた時期が重なったのだ。だけど、ビビッときたから声をかけた。こういう時のビビは、だいたいあっているか大幅に外れている。今のところはあっていたと思われる。

中田あすみ先生

中田あすみ先生は作業療法士だ。現在2人目の育休中。オムヨガのシニアヨガの理論を担当した先生ですでに一緒に何かを作り上げたことがあり、信頼をよせていた先生なのだ。あすみ先生もしゅんすけ先生と同様普段はリハビリを行っている。病院内での講義もしているので、講座の進め方も上手だ。しゅんすけ先生とあすみ先生は言ってることが似ていることがよくある。2人とも高齢者とむきあってる時間が長い分、そこに対する情熱が強い。そして予防していくことの大切さと、ヨガのもつ身体以外へのアプローチを賞賛している。身体について詳しく知っている、だからこそ限りがあることも知ってるのだ。

3人の医療従事者の先生は、医師の理論をもとに身体の動かし方を提供している。実際に講座を作っていて、医師と医療従事者の違いがよくわかる。どちらも専門がある。そして透明性のあるヨガにはどちらも大切なんだと思った。

OMYOGA認定講師の先生

まいこ先生あいり先生じゅり先生は、トレーニングを担当している先生だ。私は、トレーニングをするヨガ講師は、一般クラスのヨガ講師とは違う質が必要だと思っている。それこそ生徒をヨガ病にしてしまいそうな先生ではいけない。簡単そうに思うが、めちゃくちゃ忍耐がいる。慈悲もいる。知識もいる。それらを持ち合わせているスーパーすごい先生達だ。MTYとは違う機会で知り合った3人だからここでは紹介が省いておくが、3人は、医師や医療従事者の話を最終的にヨガ実践に落とし込んでいく大事な役割をしている。

これも実際に講座を作っていてわかったことだが、OMYOGAが提唱している”中立”と”アーサナ基準”は、医師や医療従事者の発信する体のルールにフィットする。だから全ての講座がひとつながりになっているのだ。

ヨガ病にMTY100

さて話を戻し、とにかくヨガ病で悩んでる人や疲れた人は、騙されたと思って一度見えるヨガを試してみると良い。それでどんな見えるヨガに行けばいいか迷ったら、ぜひMTYに参加してほしい。
先日終了したMTY100シリーズのレポートはこちらからご覧になれる。

MTY100 解剖
MTY100 医師に聞くヨガの話 整形外科学
MTY100 医師に聞くヨガの話 精神医学
MTY100 医師に聞くヨガの話 循環生理学・呼吸生理学
MTY100 アライメントヨガ 腰痛対策

ところで、MTY100シリーズは条件が揃えば出張も受け付けている。
このMTYに興味がわいたスタジオオーナーや、インストラクター、医療施設の方で自分たちのところで講座をしてほしい場合は、いつでもコンタクトをしてほしい。
私たちと会ったことがないけど、同じようにヨガを学び自己の成長と幸せを探求する全ての同志に届くといいなあ。