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海外でトレーニング中、娘が何をしているのかといえば・・・

毎年バリ島のウブドでヨガのトレーニングを行っています。短期コースとはいえ、約1ヶ月近くみっちりとあるヨガTT。その間、たえぽん(娘)が何をしているのかとよく聞かれます。たえぽんは・・・目一杯遊びほうけています。

私は、10年越しのバリ人の友達が何人かいて、その友だちづてにシッターさんを探しています。そして、たえぽんはそのシッターさんのところに遊びに行っているのです。
シッターさんといっても、1人に見てもらうわけではありませぬ。バリ、特にウブドの人々は村単位や三世代家族で住んでいたりするので、シッターさんのお家にいって、家族や村の人たち全員と遊んでもらっているのです。
お父さん、お母さん、お爺ちゃん、お婆ちゃん、同年代の子供たちや兄ちゃん姉ちゃん、隣の家の友だちたち、そして動物たちがいて・・・と、とっても大賑わい。日によっては、お友達皆が学校に行ってるので、たえぽんもついて行かせてもらいマントラを一緒に習ったり、伝統のバリダンスの練習に一緒に連れて行ってもらったりしています。

インターナショナルスクールに行ったこともあるのですが・・・子どものことを考えると、毎年おなじみの皆んなと会う方がよっぽど落ち着くし、嬉しいことなんだと思ってからは、スクールではない道を選びました。

毎日楽しいとはいえ、普段とは違う環境になってるわけで、小さな子どもの心は大きく揺れ動きやすい。だから短期、長期関わらず、外泊伴う時に守っているルールが2つあります。

1つ目は、日本での生活時間とバリでの生活時間を変えないこと。
朝起きる時間、夜寝る時間を毎日同じ時間にして、日本にいても海外にいてもその時間リズムにする。同じ時間に同じことを繰り返すことは子どもに安定した感情を覚えます。影響しやすい子により異なりますが、テンションが上がりすぎたり下がりすぎたりするのも、ここからきているような気もします。

2つ目は、毎日欠かさずしていることを続けること。
こちらは、夜に本を読むこと。今読んでいるのは、『ジム・ボタンと13人の海賊』 お気に入りのミヒャエル・エンデの作品です。読んでいるページは、5ページほどでそれほど長くないけれど、ゆっくりしっかりと読んでやるのです。
家にいる時は、読む前にキャンドルをつけたりすることもあります。こうやって本を読んだり、キャンドルをつけたりする大きな理由も、1つ目と同じく、同じ時間に同じことを繰り返すこと。これが、毎日と変わらないよという安心感になり、子供の安定した感情作りに繋がからです。

この2つ、どちらも時間というのが関係しています。毎日同じ時間に同じことをしてやるなんて、母親としてはとってもとっても大変なこと!私は、こんなこと絶対にできない!と思っていたけど、シュタイナー学校の先生の指導のもと、根気よく行いました。そして、なんとかかんとか、継続することができました。そしてその結果、大きな移動で環境が違っても、めちゃくちゃ荒れ狂うことはなくなった。まだまだ上下の曲線を描いてはいるけれど、ちょっとずつ上手にその調整ができてきている。という感じです。

ヨガが終わったらすぐに食事やお風呂をすませ、そこからゆっくりと夜の時間を迎える。それまでは、絶対外せない仕事をのぞけば自分の用事はほぼできません。でも子どももやっとママに会えたから、寝るまでの少しの時間くらいはおおいに集中してほしいはずだし、その時間を子どもにまわすことで、実ははるかに有効な時間の使い方ができるのです。夜は、同じ時間に一旦ベッドにはいる。仕事がたっぷり残っていたら、その分早く起きる。あるいは、少し眠ってから起きる。そして一人の静かで自由な時間をのんびり過ごす。
無理だ無理だと思ってたけど、やってみると新しい時間の使い方ができるようになっていました。

話を戻して、海外でのたえぽんはこのような感じでござりました。日本国内でいえば、各地にこのようななじみのシッターさんがいて、新しい土地に行ったら新しいなじみになる人を探すという具合です。
家族がいるなら、できれば家族に見てほしい!だけど、一人親である以上そんなことすら贅沢なのです。しかししかし、家族で行動していたら、相手と調整しながらが必要とかもあるよね。
何事も一長一短だよね。

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まあ、ひとまず子どもの健やかな成長のための教育と、移動生活を成立させるのは、なれるまではもうとっても大変なことでした。でも慣れたら簡単。親子揃ってのびのびやっておりまする。次の問題は、長期休みに友だちと遊びたくなる年頃の対処をどうやっていくかだろうか。