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決まった時間、決まった場所から、海外でも働く暮らしへ

こんにちは、7月の下旬から9月の頭までバリに滞在していて、今日はバリ島からお届けしています。

最近、知り合いからこんな相談を受けました。

今の働き方に、どこか違和感があって…。でも、どうすれば自分らしく働けるのか分からない

あー、わかる。めちゃくちゃわかる。 私も散々悩んだ。今も悩む時があると思いつつ

その色々を含め今日はブログを書こうと思いました。

同じような悩み相談をたびたびされるので、どなたかの気持ちの支えにでもなると嬉しい

小さな違和感から始まった

私の実家は、朝から晩まで働いて、日曜、祝日はしっかり休む。

いわゆる「カレンダー通り」の働き方が当たり前で、私はその中で育ちました。

子どもの頃は「働くって、そういうことなんだな」と思っていたけれど、親に同じような働き方を促されるたび、心のどこかに違和感を感じていました。

バイトを始めた時は、決まった時間に決まった場所に通うことが、なんとなく自分には合わない気もして、ますます違和感を感じるようになりました

当時は今ほど、自由な働き方に関する情報もありませんでしたが、「自然体で働いている人がいる」という情報はあって、そんな可能性があるんだと知っていました。

描いていたのは「もうひとつの生き方」

バリ島の山の上の方に住んでいる知人のお宅へ。ここに新たなコミュニティースペースを作ろうとしています。

その頃から、心の中にはいつも”もうひとつの生き方”のイメージがありました。

「海外にいる自分、いろんな場所で、いろんな人と笑いながら関わっている自分。」

最初はあいまいな想像のようなものでした。

でも、不思議なことに、年月とともにそのイメージは輪郭を帯びて、だんだん「きっとそうなる気がする」という確信に変わっていきました。

私は20代半ばでヨガ講師になって、ヨガスタジオを始めました。

忙しくて大変だったから、会社員時代よりたくさん働いたかもしれません。土日も平日も関係なく必要であれば働きました。

スタジオがあるから固定の場所にいましたが、様々な場所にも行きました。

WSを受けに行ったり、自分も開催しに行ったりしました

時間も疲れたら休んだし、自由に時間を使っていました。

こうやって少しづつカレンダー通りではない働き方をしていきました

家族からは「ヨガなんて不安定」「ちゃんとした仕事に変えた方がいい」と言われることもありました。

20年近く続けている今でも、そんな言葉を投げかけられることがあります。

そういう言葉って、すごく不安になるけれど、そもそもそれは言っている人自身の不安や価値観の表れ

そう思えるようになってからは、少し気が楽になりました。

それに今の時代、「不安定ではない仕事」、「ちゃんとした仕事」って何があたるのか言い切れるものはないのかもしれません。

バリ島での第一歩

私がはじめて海外で仕事をしたのは、31歳のときでした。

バリ島の、よく滞在していたホテルで、ふと思ったんです。

ここでヨガのトレーニングがしたい。きっと楽しいだろうな

その気持ちに従って、ホテルのスタッフに相談してみました。

そのときは、何がどうなるかなんてまったく分からなかったけれど、「まずは話してみよう」と動いたのがすべての始まりでした。

準備万端だったわけでもないし、計画があったわけでもないけど、なんとかなったし実際にすることになったんです。

それから10年以上たつけれど、毎年数回開催するようになり、日本と海外を行き来するようになり、昨年はバリに1年間住みました。

今年また日本に戻ったけれど、また2ヶ月近くこちらに。

こんな生活が、今の働き方の土台になっています。

誰にも、ちゃんと道はある

今こうしてバリ島に滞在しながら、日本との往復をしつつ働けていることに、ふと驚くことがあります。

でもこれは、特別なことじゃないと思っています。

「こんなふうに生きたい」と心に描いて、「今ここに戻る」ことをくり返しながら進んできた結果です。

完璧な計画があったわけでもないし、今でも手探りの部分がたくさんあります。

もしあなたが今、「少し違う生き方をしてみたい」「今の働き方に違和感がある」そう感じているなら、それは正解だと思う。

それから、あまり自分の中で問題を大きくせず、今できそうなことを小さなことからやっていくことを大切にしてみるといいと思う。

同じようなことをしている誰かと比べず、少しづつ自分自身をいきたいところに連れていってあげる

そうすれば、無理なく苦もなく、自分らしい道に進むことができるはずです。