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オーストラリア,モネストリープラムヴィレッジの予約、行き方、持ち物など

プラムヴィレッジとは

ヴェトナムの僧侶、ティクナットハン氏が、修行する者の共同体として作ったのがプラムヴィレッジです。フランスに設立したのが最初のことで、そこから数年で世界へ広がっていきました。

オーストラリアのビレッジの食堂に飾られていたもの

宗教は仏教ですが、仏教の中でもティクナットハン氏の流派と捉えるとわかりやすいと思う。日本のお寺を想像していくと、全く違う雰囲気に驚くはずです。

ティクナットハン氏自体が、プラムヴィレッジを共同体と呼んでいることにとても納得のいく場所です。

暖かく、誰でもウエルカム、修行僧も一般の大人も子どももみんながここにきて、平和にむきあっていくような雰囲気です。

世界中にあるプラムヴィレッジ

プラムヴィレッジは、研究所を含め現在11カ所あります。ビレッジにはなっていないが、集まり(サンガ)も各国各地にあります。

プラムヴィレッジ・フランス

Lieu dit Le Pey
24240 Thénac France

Healing Spring Monastery

2 Rue Pascal Jardin
77510 Verdelot France

Maison de l’Inspir

8 Rue des Fans
77510 Villeneuve-sur-Bellot France

ヨーロッパ応用仏教研究所(EIAB)

Schaumburgweg 3
D-51545 Waldbröl Germany

AIAB

Lotus Pond Temple
Ngong Ping Lantau Island
Hong Kong

Blue Cliff Monastery

3 Mindfulness Road
NY 12566 Pine Bush New York
United States

Deer Park Monastery

2499 Melru Lane
92026 Escondido California
United States

Magnolia Grove Monastery

123 Towles Rd
Batesville Mississippi
United States

Plum Village Thailand

Pong Ta Long
30130 Pak Chong District Nakhon Ratchasima Thailand

Stream Entering Monastery

530 Porcupine Ridge Road
VIC 3461 Porcupine Ridge Australia

Mountain Spring Monastery

2657 Bells Line of Road
2758 Bilpin New South Wales
Australia

オーストラリアのプラムヴィレッジは2ヶ所

オーストラリアには、2ヶ所のプラムヴィレッジがあります。

1つは、シドニーの近く(といっても車で行く範囲)

もう1つは、メルボルンの近く(といっても車で2時間弱)です。

私が今回訪れたのは、メルボルンの近くで、ポーキュパインといいます。
ここのビレッジのWEBはこちら>>

エントランス

ここのビレッジについて、WEBではしきりに小川がある・・・という言葉を見ていて、少し謎ではありましたが、来て納得。小川がそこかしこにありました。

一般の人が参加できるリトリート

世界中のプラムヴィレッジは、それぞれにリトリートを開催しています。リトリートには一般の人が参加できるプログラムがあります。

詳細は、それぞれのプラムヴィレッジのウエブサイトから、リトリート詳細ページを見て日程を調べることができます。

私が今回参加したリトリート

私が参加したリトリートは、オーストラリアのモネストリーで行われる「冬のリトリート」でした。最初はタイのヴィレッジに行く予定だったのですが、covid-19の関連でクローズのため、オーストラリアにはばたいたのです。

ここのリトリートは、最短1日から最大3ヶ月の間参加することができます。

月曜にウエルカムセレモニーがあると見たので、前日の日曜にはいり、月曜を迎えました。

行ってみると同じように日曜にチェックインした方がほとんどでした。

実際のところいつからでもOKです。

リトリート費用

リトリートはドネーション制になっています。

宿泊の場合は、1人1泊45豪ドル以上が発生します。

宿泊代には、食事代が含まれます。

ただし、プラムヴィレッジは、寄付でなりたっているから、上限に限りはないし、例えば金銭的理由で1泊40ドル払えない場合でも受け入れてくれます。

私は娘と2人で6泊参加のため、540ドルを最低価格としました(実際は子どもは半額で良い)。またこの金額とは別にこの旅で手元にあまりそうだった100ドル分をドネートしました。手元に残ったのは、ここにくるためのものだったのだ。となんだか納得したのです。

支払い方法は2つ。1、現地で直接支払い 2、振込支払い
*振込を選択する場合は、予約フォームに振込先が現れます。

ドネーション

私がいる間、さまざまな食事やフルーツ、お菓子があり全く食べることに困りませんでした。それらは全てドネーションによって成り立っていました。お金や食べ物を直接持ってくることもあります。

ビレッジに行く時は、無理のない範囲でドネーションを行えばよいと思います^^

リトリートの予約

リトリート参加時の予約は2ステップです。

  • メールでメッセージ
    メールアドレス:streamentering.office@pvaustralia.org
    伝達事項:名前、どのリトリートへの参加でいつからいつまで滞在
    予約に関する詳細はこちらのページをご覧ください。こちら>>
  • 宿泊施設の予約
    予約フォーム:アドレスをいれる*質問項目に従って入力
  • 予約フォームが完了したら、完了のメッセージが届きます。

その後特に連絡は不要で、参加当日直接いくことになります。
返信はだいたいその日中にかえしてくれます。

ただし、電車を利用する人で、近隣の駅まで迎えにきてほしい人は、2日前までの連絡が必要だそうです。
私については、前日バタバタと連絡をしてメルボルンまで迎えに来てもらえてよかったのですが・・・この件については後述します。


ちなみに、宿泊施設はヴィレッジの中にあるので、必ずそこに予約することをおすすめします。歩いて30分ほどのところに農場が経営するホテルもありますが、毎日の時間割を考えると全くおすすめできません。

メルボルンからモネストリーのプラムヴィレッジまでの行き方

メルボルンからモネストリーまで、車で約1時間半、電車と徒歩で約2時間です。

交通手段は4つ
1、UBERやタクシーに依頼
2、レンタカー
3、誰かに乗せてもらう
4、公共交通機関

UBERやタクシーに依頼

UBERの場合、私がチェックした時は片道200ドルくらいでした。

タクシーを利用してもだいたい同じくらいになると思います。

個人的には、海外で遠方に行く時はUberがおすすめです。Uberアプリ上で現在走行している場所の確認ができるし、乗る前に運転手のチェックができるからです。

ただ、場所によっては利用できないことがあるから、そこについては注意です。

レンタルカー

レンタカーの場合、その期間のレンタル代が必要です。車のランクにもよりますが、私がチェックした中では、保険代をいれると4~500ドル/1週間です。

皆さんはだいたい車で来てました。

誰かに乗せてもらう場合

誰かに乗せてもらった場合は、お気持ち代となります。

費用面では結構ひらくよね。

公共交通機関の場合

公共機関は電車がありました。電車の場合は、およそ2時間かかります。

乗換え数回を徒歩を挟みます。私がチェックした時は、午前8時代出発を逃すと、次は14時出発まで電車がありません。乗換えをスムーズにしなければ、相当な間待ち時間が必要になりそうした。

オーストラリア専門の乗換えアプリを入れてチェックすることをお勧めです。

アプリをいれる

電車やバスなどを利用する際には、マイキーというカードの購入が必要です。日本のICOCAみたいなの。マイキー自体のカード購入費用、それからいれるカード料金を決定して購入して使用します。

オーストラリアの乗換えアプリ>>

私が利用した方法

行き

私は、偶然にもプラムヴィレッジに行く人にメルボルンでピックアップしてもらうことができました!なんと幸運!

経緯なのだけど、ご縁あってメルボルン在住日本人のさちさんという方が、私の旅を手伝ってくれたのです。

さちさんは、私が出発する21日の2日前にプラムヴィレッジに連絡をいれてくれました。

そこで、メルボルンからの行き方などを改めて聞いてくれたの。そうしたら、「公共機関だと大変だよね、多分誰かメルボルンからこちらへ来る人がいると思うからちょっとまって!」といわれ、あれよあれよと迎えに来てくれる人が決まったの。

迎えにきてくれたのは、anaさん。ベトナムの方で、プラムヴィレッジの信者さんのようです。21日の午前中の行に参加するためにメルボルンからプラムヴィレッジに行くところだったそう。

もう本当にラッキーでした。

お気持ちとして50ドルをお渡ししようとしたところ(タスマニアのガソリン事情を鑑みてこの価格に決定した)、受け取ってもらえず、

「私たちはファミリーだからそんなこと気にしないで、どうしてもというならヴィレッジに寄付してね」

と言われたのだよね。じわり。ということでこの金額は寄付することにしました。

ということで、行く人は事前にヴィレッジにご連絡を。

ちなみにヴィレッジは現在4人のシスターで運営されています。シスターたちはお勤めも、宿泊所の掃除も食事も全てされていて、とにかく大忙し!!
なので、連絡する時はできるだけまとめて、ね!

帰り

帰りは、電車利用です。

一本目をうっかり乗り遅れ、次の乗り場までタクシー移動で総額は子どもと2人で110ドルほどでした。

プラムヴィレッジの宿泊所

宿は、とってもかわいいお部屋でした。

ほとんどの宿が、テラス付きです。

靴は入口で脱ぐスタイル

広めのキッチン付き、冷蔵庫はある部屋とない部屋があるみたい。

シャワールームとトイレがあります。

ドミトリー型になっていて、私がはいったところではマックスで8人ほどはいれそうです。

私たちが寝ていた2階の部屋

場合によっては知らない人と共に過ごします。

1階と、2階のようなロフトに分かれています。(冬は2階が暖かくて良い)

宿の中のいたるところにマインドフルネスな言葉がのっています。すてき^^

虫事情

私がいた8月末の時期は、虫が全くおらず、その点については快適でした。

美しさについて

部屋はなんだか美しい感じでした。

ちゃんと掃除してないよね?という感じはあるのだけど、なんというか、前手に使った人の掃除具合によって違うのだな。という感じです。うまく言えないけど、不潔さは全くありません。

ベッドシーツは、乱雑に置かれているけど、シスターたちがとても美しくしてくれていて清潔です。

私は実は結構潔癖でねー。寒さもあったからなのだけど、寝る時は寝袋だったなー。

宿は全てで5棟ほど。

瞑想場所圏食堂へは徒歩1.2分ほどです。

WIHI事情

プラムヴィレッジでは、ゲスト専用のWIHIがあります。

このWihiが使えるエリアはごく一部だけで、ほとんどが圏外です。

そしてそのWIHIを使っていい時間はランチ後1時間だけと決まっています。

ほとんどの場合、ランチ後にそこに行き着くのは難しく、つまりWIHIは全く使えません笑

私は楽天の国際ローミングも使用していたけれど、全くもって圏外でした。

会社へは、ヴィレッジの電話番号を緊急時連絡先として送っておきました。

なので、ここに来られる方は携帯は全く繋がらない、という前提でお越しになってください^^

とっても良い空間です。

気候

私が滞在した期間は、8月21日から28日です。

気温は2度から7度。夜中はほとんど雨、日中小雨から晴れが繰り返されている感じでした。

まるで穏やかとは言えない気候です。

土地が低いので雪が降ることはないんだって。

周囲環境

農場エリアだから、お隣さんも前も農場です。

農場と農家さんの家以外ほぼ何にもありません。

羊、馬、カンガルーいろいろ見られて最高です^^プラムヴィレッジの敷地内には得体の知れないウンチがたくさんあって、野生の動物たちがたくさんいることがわかります。

夜ご飯後、食堂から部屋に戻ろうとしたらいたカンガルー。実は十匹くらい周りにいる😂

朝起きると聞いたことのない鳥の声がします。

(ナウシカにでてくる巨神兵の機械音と同じ音です。これだったのね!と驚くはず。)

ペンギンのような鳥がたくさん飛んでいて、とにかく最高だよ!

プラムヴィレッジでの服装(8月下旬)

私が滞在した期間は、8月21日から28日です。

この時期に来る方は、とにかく暖かい格好と、農場作業できる格好が必要!

私がベストだと思う暖かい服装は、雪山用の服装+スノーブーツです。

シスターや参加者はロングダウンコートに帽子やマフラー、スノーブーツ

農場作業は、時期によって変わるかもしれないけど、スケジュールにあるMindful serviceの時間に行います。足場が悪く、かつ天候が不安定な中、木材を集めたり、焼いたり、切ったり、掘ったり・・・・と、ドロドロになる作業をします。(作業自体は楽しいよ!)

なので、防水の汚れてよい服装が必要です。

ちなみに私の服装はこんな感じでした。

上:モンベルのメリノウールのアンダーウエア、その上にさらにノースフェースのアンダーウエア、ロングT、スエット、ユニクロの薄手ダウン、ジャンパー、カイロ(合計6枚)

下:モンベルのメリノウールのアンダーウエア、スエット、巻きスカート(合計3枚)

他:帽子、マフラー、メリノウールの靴下、カイロ

日本の一番寒い時期と思っている1月2月頃に、十分暖かかった上記の服装で行ったのだけど、断然寒かった。

私と同じような人は、めちゃくちゃ寒そうだった・・・。他の方はだいたい、コート2枚着ているよね?なくらい暖かい格好していたよ。

気温自体は、2度から7度くらいあるのだけど、体感温度はマイナスという感覚。

瞑想ルームや食事をする場所はとにかく寒い。暖炉で火をくべているけど、暖炉周り30㎝以外は寒い!コートを脱いで食事はできません。

宿泊所はヒーターがあります。それでも寒い。かろうじて、2階は天井が低くて部屋が小さいから暖かくなるけど、1階は天井が高い上に広いから部屋全体は極寒。ヒーターをつけてもコートが脱げません。

布団は薄手なので着込んでねるか、何か持ってくると安心です。

私は、空港泊があったから、ブランケットと寝袋を持ってきていたのが助かった。それでかなり快適に眠りました。寝袋がなかったら多分寝られなかったと思うなあ。

とにかく暖かい服ね!

持ち物

あると良い持ち物

アメニティー類:歯ブラシ、ヘアケアセット、タオル、バスタオル、水筒

食品:不自由なく食べられるので不要かもだけど。食料品店は徒歩2時間くらいのところにあります。

長期滞在にあると良い持ち物

ヘアドライヤー、洗濯バサミ+紐、ハンガー、

個人的に持ってきて良かった物

遊び:レジャーシート(寝転がれるところがたくさん、しかし濡れている!) 、お絵かきセット、ノートとペン、双眼鏡、本、

暮らし:室内スリッパ、布巾とタッパー(食堂から持ち帰る時用)、チーズとクラッカー

次に持ってきたい物

かなり暖かい服と靴、飲み水(食堂に飲み水はあるが遠い。宿泊所の水はなぜか黄色い。)、ドライヤー

他の特記

1、誰でも使える洗濯機が食堂にあります。裏手に大きめの屋根つき洗濯干し場があるので、そこで干せます。乾燥機はあるけど、干して乾かない時だけ使えます。

乾燥機を使うタイミングと瞑想のタイミングがなかなかあわず、私は2日間干しっぱなしでした。

2、出かける前に靴に防水スプレー振っていたのだけど、かなり助かりました。

3、近くにホットスプリングがあり、そこからでてくる天然のミネラルウォーターがあります。私は、とても飲める味ではないと思い飲まなかった。でもそこに行くまでの風景がとても楽しかった。

最後に

ここにきたら無い物を買い足すということが簡単ではありません。

服やアメニティーなど暮らしに必要なものはとにかくきちんと準備。

それ以外の食べ物やらWIHIやらはなるようになるので安心すれば良いと思います。

それではプラムヴィレッジ参加の方は是非リラックスして楽しんで。

ヴィレッジについたらまずは、

「I’m home.」

と言ってね。