わたしは今年の春(2022年の3月末)に、新しい家に引っ越しました。
そしてなんと、この家に引っ越してきてから、娘が脱走行為をし始めたんです。(脱走=走って外に逃げる)
脱走は私から小言を言われた時とか、気に食わないことがあった時にします。
正直私は、めちゃんこ腹が立つーーーー!!!!
腹がたつ理由を考えてみたら、こういう心が見えてきました。
「生意気!」「心配!」・・・そして「理解できない・・・」です。
ちなみにわたしの娘は小学5年生。
自分をふりかえってみて、私はいくら怒られても脱走はしなかった。
だから余計に理解できないことで、その分腹立たしさや不安な気持ちが増します。
困った私がしたことは、2つあってね。
1つは本を読んだこと。素晴らしい本でした。こちらのブログにのせています。
もう1つは、娘の通うシュタイナー学校の担任の先生に相談しました。(最高〜に素晴らしい先生なの〜!前に担任してくださっていたR先生も最高でした。もう本当に素晴らしい先生たちの集まる学校です。)
A先生は、シュタイナー的な目線を交えてアドバイスをくれるんだよね。
そこからは、一般書などからは考えられないような考え方がでてくるようで、A先生と話したあとのわたしは、すっかり安心していました。
A先生のアドバイス1 「子ども自身が落ち着く方法」
脱走に関する一連の流れを話したあとにA先生が私に言ったこと
「それは子どもなりに考えた自分が落ち着く方法ではないでしょうか?」
もう一度
「それは子どもなりに考えた自分が落ち着く方法ではないでしょうか?」
わたしは、この言葉を聞いた時にようやく自分がすごく自分勝手な考えをしていたことに気付きました。
娘が脱走した時にわたしが考えていたことは、
「私に対して反発するがために娘は脱走した。」
です。恥ずかしー!キャー
うーん、頭どかーんです。
そりゃそう考えると怒りも大きくなる!不安も大きくなる!
もちろん娘の心の中には反発の気持ちはあったと思う。
でもそこに対峙している気持ちは
「自分を守ること」
なんだよね。
そう考えると、わたしは随分娘をおいつめてしまったんだな・・・。としょげた気持ちになってしまいました。
そんな気持ちに気づいている?と思うようにA先生は続けます。
A先生のアドバイス2 「安心できるスペース作り」
脱走する原因の1つに、
「なにかあった時、娘にとって安心できるスペースがないのでは?」ということです。
実際、引っ越してきたこの家には、部屋を区切る扉は、バスルームなどを除くと1つしかありません。
限りなくだだっ広い空間が我が家です。
この家は、本当に心地よくて私も娘も大好きな場所です。
だけど、何かあった時に安心できるスペースがないのです。
実は、脱走をする前にパントリールームに逃げ込むことがよくありました。
パントリールームは1畳ほどの空間で、しかも他の部屋より少し暖いのです。
娘がそこへ逃げ込んだ時に、わたしはそこに侵入していったんですね。
脱走が起きたのはそれからです笑
A先生にもそのことを話して、ちょっと失笑。
娘なりになんとか落ち着きたいと逃げていった部屋に、迫り来る母!だだっ広い家!
どこにも逃げ場がない!外へ脱出〜!!!だったのだよね笑
そう考えるとなんだかほーっと肩の力がぬけました。そうしてこんな言葉がほろほろとでてきました
「そうだよ、娘は私と喧嘩することは望んでいない。なんとか自分を落ち着かせたい。どうにかしたい。と考えているのだ。」
理解できない言動がきたら立ち止まってみる
それから、娘の理解できない行動があるたびに、自分なりに考えた落ち着く方法なんだよね。。。
などと考えるようにしてみました。
ちょうど今日の朝も理解できないことがありました。それはね朝、家の特定の場所の窓を閉めておかねばならぬ。ということです。
「???掃除したいから窓あけたいのだが?」
と思うけれど、「絶対に閉めておかないといけない!」らしい。
少し話をして理由を聞いたら、やっぱり根底には「自分なりに安心する」とか「いつも通りいられる」ためにしているらしい。
理由はわかるが、言動はなぞ
だけど、言動のなぞは別になぞのままでいいのだ。
理由を理解できるし、受け入れられるようになったというのが大事なんだよね。
そして、言動が他の子と違うかもだけど、その標準に我が子をあわせようと考えなくていいのだよ。
「去られるためにそこにいる」の本にこういう言葉が書かれてあり印象的でした。
家にいたら子どもを笑わせることを考えてみよう
私が子どもだったら、もちろんそんな家は大好きになる♡