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カーテンと瞑想と

私の家に遮光のためのカーテンはない。
リビングはオーガンジー素材の布をたらしているだけだし、ベッドルームは薄い白のリネンカーテンを外から見えないようにするためだけにつけていて、光はこうこうとさしこんでくる。

カーテンのない生活を始めたのは、20代前半。自分探しが始まった頃。
月の癒しという本にであってのがきっかけだ。この本は、オーストリア・チロル地方から伝わる月と私たちの体との関わり方について書かれてあった。
そんなもの全然考えてなかった私には目から鱗だった。ポロリ。
この本をきっかけにアロマや薬草にも興味をだしていった。そして、太陽や月のリズムにあわせる生活にしたいと思ったのだ。

少しだけうつりこんでいるカーテンはオーガンジー

当時本当に眠れなさすぎて泣きながら寝ていた私は、このような本で身体を見つけていくと同時に瞑想を始めていた。眠くても少ししか眠れなくても朝起きて瞑想をした。寝てしまっても毎日続けるようにした。この時期にカーテンとおさらばしたのだ。

それからかれこれ20年、今の私は、するりと眠りにつくことができる。
そして朝は日の出の手前か遅くても明るくなった頃には目があく。明るくなる時間は、夏は早く冬は遅い。太陽とともに身体が自然と起きるのだ。時々夜更かしした時もよっぽど酔っ払ったりしなければ毎日のパターンに戻ってくる。ただ、移動すると数日難しい日が続くけど・・・

朝起きた時間は、まだ明るくなりきらない白白とした時間に起きれると良い。太陽の目覚めの時間。空気が少し変わり植物の周りがキラキラ輝くような時間だ。気温がグンと下がり、その影響で植物が化学反応を起こしている感じ。
自分の身体もそう。

瞑想を始めると内側からやわらかなエネルギーが広がってそれが広がっていく。身体の枠をこえて、境界線がわからないような感覚と心が静まる感覚がある。
しばらくすると太陽が起きて外が明るくなっていくから、そこでエネルギーが満タンになるのだ。

私たちの体は、地球とともにあるのだ。
毎日目覚め毎日眠る。月とともに眠り、太陽とともに起きる。
そして祈り、瞑想することで素晴らしい1日を今日もまたおくることができる。
世界は美しい。

画像はこちらの> (opens in a new tab)”>サイトより>>