子育て中の親(ママ、パパ)へ
先日、わたしの娘が家を飛び出していきました。私の小言に腹をたてたのが原因!
私としては、小言いわれることをそもそもやめたら?!
なんて思っちゃうし、家を飛び出すのもどうなの?という気持ちでいっぱい。
もちろんそうやって思うことがいいことだとは思っていない。
だから、どうすればいんだろう・・・と思っていた。
そんな時に、ちょうど出会ったのがこの本です。
本のテーマと著者
テーマ
親の言うことを聞かない。困ったクセが直らない。学校に行かない……。そんな子どもへの接し方が書かれた本でした。
著者
著者は、医師・臨床心理士の田中茂樹さんです。
本を読んで希望に思えたこと
本では、家というのは子どもが安心できてリラックスできる場所であること。を伝えていました。
親としては、「それはわかっているけど、できないんだよ。」「それは難しいことなんだよ。」という思いもあるはずです。
でもこの本を読めば「できそう」「そうしよう」と思えそうです。
その方法として、小言を減らすことがあげられていました。
小言は、子どもに様々なことを強制させる言葉です。また子どもからリラックスの時間を奪います。
わたしは、自分の小言が子どもを窮屈にさせていることにハッとさせられました。その小言が子どもが家でリラックスできない原因、私に反発する原因になっているんだよね。
反省の一方で、自分の小言がどういう理由でわきおこってきてるかに気付かされることも書かれているので、自分自身を必要以上に責めることはありませんでした。
むしろ希望を持てそうなことがたくさん書かれてあるし、優しく向き合うことができそうです。
個人的に印象に残ったこと
本の後半に引きこもりの子どもさんに、小言をいわず3年間を過ごした家族のことが書かれていました。親は3年間も引きこもる子どもを待ち続けたんです。
そうして、3年後子どもは自分で新しい進路を見つけて家をでていくんだけど、3年間黙っていた親に感謝の気持ちを持っていると伝えるんです。
親は3年間怖かっただろうし、不安だっただろうけど、著者の先生がカウンセリングに付き添いながら乗り切ったんですよねー。
ところで、ここが印象に残った理由は、私自身、このお子さんの方と同じような経験をしたことがあるからです。
私は、10代の後半から20代の前半にかけ家族と口をきくことができなくなりました。外では普通に話せるけど家族と話す時だけ頭の中が真っ白になるんです。
家の中では部屋からでない。プチひきこもり。
そんな時、何年くらいだったか忘れたけれど、両親がほとんど小言や否定的なことを言わなくなった時期がありました。多分3年から5年くらいの間だったと思います。
私は、その期間に子どもながらに抑えていたことや、やりたかったことを色々やった気がします。そして少しだけ家にいることに安心することもありました。
ヨガの仕事を始めたのもそんな時期なんです。本当に何もかも自由にさせてくれていたんです。
この期間がなかったら、わたしはもしかして今ここにいなかったかもしれない。とも思えるようなとっても大切な期間だったんです。
だから、本の中でこの部分がとっても印象的だったんです。
自分が親になった今、3年以上小言を言わないでいてくれた親に涙涙の拍手喝采です。いい親だった!とはいえないけど!愛しかないよね。
そして親もまた愛情の表現に悩み苦しんでいたのだと気づき、涙がたくさんやってくるのです。暖かい涙です。
本を育児で実践したこと
本を読んで私が実践していること
- 小言を言う自分に気づいてとめている(ちょっと気にしなくなっているので自然とそうなっている)
- 自分でも気づかないレベルだった命令をやめている
- 子どもに何かいいたくなったら、自分への癒しが必要かも、と考えている
強制的に小言をいうのをやめているのではなくって、自然と気にならなくなっているのが嬉しいところです。
価格/読む期間
価格
1,870(税込)
Kindleは現在0円でした。
私はKindleメンバーだから無料で見ました^^
Kindleメンバーではない方は、登録して読んでみるといいかもしれません。多分初月は無料のはずです。
読む期間
私は、約3Hで読み終えました。
1時間くらいを3日にわけて読んだ気がします。
文章がわかりやすいので、サクサクよめました。