太陽が1年間で8の字を描く「アナレンマ」という現象があります。
たえぽんが行ってるシュタイナー学校では、8の字にあわせ1年間の行事が行われています。
ちょこっと解説”1年の始まりから終わりまで”
始まりは春分 イースター,書いてないが入学式
次に夏至 ヨハネ祭
次に秋分 ミカエル祭
最後は冬至 生誕劇
行事は、1年の環境リズムに心のリズムをあわせるためのように感じます。
たえぽんの行ってるシュタイナー学校は、親と教師で子どもを育てるという姿勢を感じます。このような行事だけでなくて、運営も全て皆で協力してやっていこくスタイル。(もはや一つのビレッジとすら思えるくらい。)
それで親たちは、状況にあわせて係をいくつかもっていって学校作りの一部を担うわけです。
私が1年から2年にかけて担当している係に行事係があります。これは、生誕劇になる前手に行われる”アドベント”という行事を担当する係です。
これはさきほどと同じイラストだけど、右上が光ってるでしょ?そこで行われている行事が”アドベント”です。
秋から冬にむけて闇に立ち向かっていくという心のための行事がミカエル祭から続いているのです。
去年担当した行事係は、一つ上の学年のお母さんたちが率先してやってくらたようで、ふんわり見てるだけでした。今年もそんな感じかと思っていたら甘かった・・・。
アドベントは、することだけを書くとホールの真ん中に蝋燭台があり、そこに子どもがあるいていって自分の蝋燭に日を灯す行事。
行事係は、その行事の準備をする。
子どもたちが持つミツロウ蝋燭作りは、器材準備からスタート(代々引き継がれている)
歩いていく心の道をつくる常緑針葉樹たち。蝋燭を置くクランツ作りは、常緑針葉樹の準備からスタート。
常緑針葉樹は、軽トラックの荷台をパンパンに使ったとして5台分ほどが必要になる(私の勘定)
それを買うのではないのだ。木があるお宅に頂けるか確認をして、切りにいく。それを何度も繰り返すのだ。
写真は、私もお手伝いに行った日。切っては袋詰めを繰り返し・・・
これは全体のうちのほんの少しの量なんだぜ泣
集めてきてくれたお母さんたちに感謝です。
昨日はちょうどクランツ作りの日でした。朝から集まり、日がとっぷりくれて終了。下の写真は実際に作ったクランツです。全部で15個。この準備のために1,2年生のお母さんがたももちろん集まってくれている。そう、集まりは多い。
枝の剪定、巻き付け、飾り・・・皆さん手を真っ黒にしながらやってました。
カイヅカイブキ・ゴールドクレスト・ヒバ・桧・ブルーアイス・桧の枝、サルトリイバラ、ドイツ柊、サンキライ。どれもこの行事がなければ覚えられないものだった笑。
余談だけどめちゃくちゃ疲れたけど、すんごく楽しかった!同じ学年のお母さんたち、シュタイナーといっても偏りがなく協力的で楽しくて、一緒にいるとどんどん元気になれる人たちばかりなのです。
余韻で今日もとっても幸せ気分です。
にしても、あまりにも準備が大変だった(まだ終わってない準備もある笑)ので、この行事は一体なんなんや・・・と気になっていたところ、学校の先輩お母さんがこのアナレンマの話をしてくれたのです。
シュタイナー学校ではプロセスを重んじる傾向にあります。今はそんなことないけど、キャンドル作りの時は、当初無言だったらしい。もちろん今回も心を込めるということを大切にしていました。
なんだか結果にコミットする現代に逆行的なことです。結果にコミットするのは私も大事だと思います、んがしかし結果に対し心理的なコミットを大切にしてほしい親としては、プロセスも大切なのです。
昨日とっぷり陽がくれてから学校にクランツを置きにいくと、先生方が週に1回の会議をされていて、他の部屋では高等部の両親が集まって何かを制作中だった。2つの部屋がぽんわりと明るくなっていたのです。
皆が一緒に子供を育てていくんだという気持ちが心地よく伝わるよな明かりでした。
あ〜、私もこの学校で子供時代を過ごしたかった!!