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読み聞かせから自分読みへ

娘のたえぽんが、赤ちゃんの時に読んでいた本はジャージャービリビリだった。
それよりも前には、白黒でできた絵だけの本だった。赤ちゃんは生まれて数ヶ月は目がぼやけているから色がはっきりしたものを見せてあげていたのだ。

ジャージャービリビリから始まり、毎晩毎晩必ず本を読んでいたなぁ。
移動が多いけど、毎日のルーティーンを刷り込みたいと思っていた。毎日本を読むことは、この刷り込みも狙ってのことだ。これは本当にやってよかったと思うよ。

さて、実はこの読み聞かせ、なんと2年生の夏頃に急に終わった。今3年生の夏だからかれこれ1年経つ。その時はちょうどミヒャエル・エンデのジムボタンの本の2回目の途中だった。

たえぽんの通うシュタイナー学校では、この時期までは、自分で本を読ませてはならなかった。絵本もだ。
それは言葉を習っていく順があり、習うより前に新しいことを身に付け、習う時に皆との感動の共有がうすれないようにするためだ。

1年生の1年間で言葉を学び、2年生になり、ようやく絵本を自分で読んでよいという許可がでた。一緒に図書館に行き、山のように本を借りた(初めて借りた時は45冊あった笑)
たえぽんはこれを 1週間も足らずに読んでいた。

それからは常に図書館に通うようになり、本当にたくさんの本を読んだ。もちろんまだ読んではいけない本などのチェックはする。それで私の読み聞かせとしばらく併行していたんだけど、突然言われたのだ。「今日から自分で読む」って。その時は、またしばらくして読んでほしいというのかな?と思っていた。だけど、今1年過ぎて、変わらず自分で本を読んでいる。なんだか寂しいような嬉しいような?

それからこの1年で、読む本はグンと幅が広がった。私が読み聞かせていたジムボタンもなんと一人で読み始めたのだ。おしゃまさんなので、こっそりラブストーリーを借りてきて読んでいることもあるけど笑、本当に本の虫!

図書館で借りて手元に欲しい本を自分のお年玉で買ってもらうことにした。
毎度自分のお金なので慎重に考えている。買いすぎ防止に良い。

よかったな、と思うことがある。たえぽんは動くものがくると、そこから目が離せなくなる。私もそぅ。だからテレビがあると見たくなくても見てしまうんだ。
だけど、テレビがない今自分から見に行くということをする。それが本だ。
今はテレビがないから渋々読んでいるのかもしれないけど、この習慣は、大人になって必ずいい方向にしてくれるだろう。何かあったら本を読もう。自分から必要なものをとりにいこう。そんな方向性を促してくれるんじゃないのかな・・・と妄想的な可能性に期待しているのだ。