こんにちは。私、2023年6月MBSRの講師にたるためのコースを受け終え、晴れてMBSR講師になりました^^
このコースは2年近くあった上、なかなかの高額だったので、受けるかどうか躊躇したんですが、結局受けました。
結果として、「受けて良かったー!」この言葉につきます。
私が受けたスクールはIMCJというところで、MBSRの講師養成トレーニングには沢山の方が参加していました。主に医師や心理士系の方が多かったです。
IMCJ以外のスクールでMBSR講師養成講座を受ける方も多いということで、日本にMBSRが広く浸透していくことが伺えますよね。
MBSRという言葉の認知も広がるはずです。
なので、今日はMBSRをご紹介するブログをこのような流れで書きます。
良かったら最後まで読んでいってね。
そもそもマインドフルネスとは?
マインドフルネスは、「瞑想」や「心の状態」を表す言葉です。
瞑想としてのマインドフルネスは、「今この瞬間へ気づく心の練習」をさします。
心の状態としてのマインドフルネスは、「気づきがある状態」をさします。
一つの意味ではないので、様々な場面で用いられます。
マインドフルネスは、英語で、言葉の由来は、仏教用語の「sati(サティ)」(パーリ語)です。
「sati」は、「思い出す」という意味をもちます。
何を思い出すのか?というと、今この瞬間に起きていることを思い出すのです。
マインドフルネス=サティ=思い出す
マインドフルネスの、「気づき」は、今この瞬間に起きていることを思い出すことで起きてるんですね。
なんとなくマインドフルネスをつかめましたか?
次は、MBSRについて説明するね
MBSRとは
MBSRは、Mindfulness-based stress reductionの頭文字をとった略称で、日本語訳はマインドフルネスストレス低減法です。
その名前のとおり、ストレスを抱える人にむけ、ストレス低減を目的としたプログラムが組まれています。
プログラムは、8週間に渡って行うため、MBSR8週間などの記載をよく見かけると思います。
MBSRは、1970年代、マサチューセッツ大学メディカルセンターのストレス低減クリニックで、生物学者であり心理学者であるジョン・カバット・ジンとその同僚によって、開発されました。もともとは、痛みの緩和が目的でした。
今日では、世界中の医療機関、福利厚生機関、教育機関、会社経営の現場等で、広く利活用されています。
正式名称 | Mindfulness-based stress reduction |
日本語訳の名称 | マインドフルネスストレス低減法 |
開発者 | Jon Kabat-Zinn(ジョン・カバット・ジン) |
開発時期 | 1970年代 |
目的 | ストレスの低減(もともとは、痛みの緩和) |
ここから、MBSRの効果や意義について紹介します。
1.MBSRプログラムの効果
2.MBSRプログラムの意義
3.MBSRの8週間コース内容
1.MBSRプログラムの科学的な効果
MBSRは、精神的な安定感や集中力の向上、睡眠の質向上などさまざまな科学的効果があります。
定期的な瞑想や呼吸法の実践により、参加者は自分自身と深くつながることで内面的な変化を体験することができます。
私ごと⇩
私は、様々な効果をはっきりと感じました。
ただ瞑想をするだけでなく、参加者同志のディスカッションの中で、自分の心に対していつもオープンでいることが可能になりました。
それが瞑想の効果を加速させ、多くの効果を得られることに繋がった気がします。
また、講師の学習をして思ったのが、瞑想の種類が整理整頓されていて、参加の段階によって使い分けがされていることです。
誰もが無理なく参加できて、しかも深い経験をすることができるという、、、
とてもよくできているプログラム。
私は何度かMBSRを受けたのですが、受けるたびに感心しました。
それもこれもエビデンスベースだからなんだよね。
2.MBSRプログラムの意義
MBSRは、忙しい現代人が抱える慢性的なストレスや不安に取り組むために有効です。
参加者は自己観察や自己受容のスキルを習得し、ストレスに対する柔軟性と心の回復力を高めることができます。
また、集中力や創造性の向上など、仕事や学習においてもプラスの影響を与えます。
私ごと⇩
ストレスのない人っていないと思うけど、現代人は、感じなくてよいストレスを感じやすいね。
それは、原始的な防衛機能が備わっているからです。
だから、この過剰になりがちなストレスに対して、どのように対応していくかは、これからの時代を生きてくためには、とても重要なスキルになってくると思います。
ストレスをなくす、ではなく、ストレスとうまく付き合う方法が、MBSRで身につきます。
3. MBSRの8週間コース内容
MBSRプログラムは毎週1回のセッションで構成されます。
参加者はマインドフルネス瞑想、ストレッチングやマインドフルネスヨガ、グループディスカッションなどさまざまな活動を通じて、自己観察や感情認識のスキルを学びます。
この8週間の間に、参加者は実践的なマインドフルネス技術を身につけることができます。
私ごと⇩
週に1回8週間というのも、ちゃんと考えられた時間になっています。
およそ2ヶ月かけてじっくり行なっていくことで、暮らしの中にマインドフルネスや体を動かすこと、自己観察や感情認識のスキルが浸透していきます。
これが短い期間だったら、そんなに効果は得られなかったはずなのです。
最後に
ストレスのない人っていないと思うんだよね。
それから悩みを抱えていることって、ストレスなんだよね。
そう思うと、現代人の全てに声をかけたい。
どうぞ!皆さんトレーニング受けにいらしてね〜!